「法律を破る必要はない」というトピックで、もひとつ、思い出したエピソードがあります。
カースティン・バクストン『ある神秘家との結婚』(ナチュラル・スピリット)のなかの一節です。( p.353「休息の贈り物」)
車で講演会の会場に向かう途中、
法定制限速度を守っていたら、会場に到着するのは講演開始10分前になってしまう、それでは会場設営の時間が足りない……
と心配するホストに、デイヴィッドが請け合うのです。
「神はミラクルワーカーのために時空をアレンジしてくれるから、大丈夫」
そして実際、30分も早く着いた、これは絶対にありえないことなのに……という話が載ってます。
ここにはドライバーがスピード違反をしたいと言った、とは書いてないけれど、たぶん言ったのではないか、それに対してデイヴィッドが、「その必要はない」と言ったのではないか、と思います
以上が、某仲間内のチャットで投稿したエピソードです。
最後に、ちいさなエピソードをもうひとつ。
最初にご紹介した、わたし自身のビザのエピソードの後日談です。
わたしのボスの長年の献身に感動して、わたしに1年の居住ビザを出してくれた移民局の長官さん。
その後ボスと親しくなって、ボスは彼のおうちにも招待されたりしていました。
けれどもその年、彼はほかの役所に移動になり、「残念だけど、来年のエリコのビザはもう何もしてあげられない」と言われたため、ボスはがっかりしていました。
わたしも、これで来年は帰国することになりそう、と思いました。
……しかし。
この年、わたしの滞在していたアーユルヴェーダ・ホテルのグループが、国が指定する、とある特別なカテゴリのホテル(わたしも詳しくはよくわからない)に認定されました。
この認定を受けると、いろいろな特典があるらしいのですが、そのうちのひとつに、「比較的容易に外国人を雇える」というものがあり、結局、その翌年もわたしはビザを得ることができたのです。
わたしはホテルから、「この書類を書いて」「この日に、この人の付き添いで面接を受けに行って」と言われるままに、いくつかの用事を済ませましたが、わたしの側の努力は何も必要とされませんでした。
まさに、テキスト20章4節のこのくだりのとおり。
神があなたのために、うまくいかないような救済計画を用意するということがあり得るかどうか、自問してみなさい。神の計画を、自分が成就したい唯一の機能として受け入れたなら、あなたが努力せずとも聖霊が他のすべてを手配するだろう。聖霊があなたの前を進み、躓きの石やあなたの行く手を阻む障害を一つ残らず取り除き、あなたの道を整えるだろう。あなたは、何一つ必要なものを拒否されない。困難と見えるものもすべて、あなたがそこに至るまでの間に溶け去っているだろう。あなたは自分が成就しようとする目的以外のことは、何も気にしたり、考えたりする必要はない。その目的はあなたに与えられたのであり、その成就もまたあなたに与えられるだろう。(T-20.Ⅳ.8)
ガイダンスにただ「はい」と言うとき、勝手に道が舗装されていく、という体験は、実は、これ一度ではないです。
ただ、何度も何度も体験させていただいているわりに、時により、また取り扱う分野により、わたしもまだまだ信頼が十分でないこともあり……
今回シェアさせていただいたことで、自分への良いリマインダーとなりました
ここまで読んでいただき、ありがとうございました🌻
すこしでも、聖霊の導きを信頼する、ということの助けになれば、うれしいです。