「奇跡講座」（A Course in Miracles ）は、
実践的な心の癒しについての本です。

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　いまから50年ほど前、ニューヨークのコロンビア大学に勤めるふたりの心理学者、ヘレン・シャックマンとビル・テッドフォードが、「内なる声」から指示されて書き留めました。

　日本においては「奇跡講座」のほかに、「奇跡のコース」、「奇跡の道」のタイトルでも翻訳されています。

　どのようにして自分の心と向き合い、自らをしあわせにしていない信念を手放してゆくかが、「テキスト」「ワークブック」「教師のためのマニュアル」の三部を通して、懇切丁寧に説かれています。


　何年にも及ぶ作業をついに終えたとき、ヘレンは、自分に本を書き取らせた「声」に、こう尋ねたそうです。

「いったい、これは何のためだったのですか。
なぜ、私にこれをさせたのですか」

「声」の答えは、次のようなものでした。

「あなたを、愛しているからですよ」

　私がはじめて奇跡講座のテキストを読んだとき、上記の話を知らなかったけれども、
「これは、ラブレターのようだ」
と、感じました。

　奇跡講座、とインターネットで検索すれば、詳しい説明はいくらでも出てきますが、もし私が、この本について知らないひとに、

「奇跡講座とは何か」

と訊かれたら、こう答えます。

「神様からあなたへの、ラブレターです」


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